ネット上で探した物件に「新耐震」書いてあるのですが、これって何ですか?一応グーグルで検索はしてみたのですがいま一つわからず…教えていただけますでしょうか?! |
●●様、お問合せありがとうございます。 ご質問の件、言葉の定義としましては… 新耐震:昭和56年5月30日迄に建築確認の認可を得て建てられた建物 旧耐震:昭和56年6月1日以降に建築確認の認可を得て建てられた建物 です。 あくまでの「建築確認の認可取得日」ですので、よく「〇年〇月新築」とありますがあれではございません。新耐震、旧耐震のどちらかわからない場合は不動産会社さんに聞いてもらうのが良いかと思います。なぜこの分けがあるのか?につては、昭和56年6月1日に建築基準法が大きく変更になったことと(因みに小さい変更はその後もちょこちょこあります)、その中でも耐震に対する内容が現行法規に近い変更であるためです。故に…「旧耐震」は「旧建築基準法に基づき構造計算がされている」、「新耐震」は「現行の建築基準法にて構造計算がされている」という大雑把ですがそんな考え方になっています。 一応ですが…「旧耐震」も「その時点」での建築基準法には合致している訳で、そのように理解いただきたいことと、「じゃあ「旧耐震」「新耐震」をどう捉えればよいか」ということは個々の判断になろうかと思います。 建築的な地震に対する強度という観点でより詳しい説明はここでは割愛させていただきます。 一方、不動産価格につきましては現状「旧耐震のマンション」も活発に取引がされておりますし、価格も「新耐震のマンション」との比較では少々下がりますが、「少々下がる」くらいな感じです。●●様が「旧耐震物件もありか」「新耐震物件だけに限定して探すか」については最終的には●●様がご判断される事項になるかと思いますが「旧耐震だからもっと安くならないのか?」につきましてはそのマンションの相場感というものが形成されている以上、売主様側の目線に立つとなかなか難しいものと思います。 最後に…弊社は不動産会社ですので「新耐震」「旧耐震」の住宅ローンと不動産価格の関わりについてだけもう少し触れておきます。「旧耐震」の建物について、 また今後そのような対応の金融機関が増えていくものと考えております(5年、10年単位ではほぼ確実かと思います)。 |